➀目的

大型の金型(タイヤ成型用途)を製造しているお客様で、金型へのレーザー加工の仕上がりを成型品でチェックされていた。サンプルワークが2m程度と大きく、一般的な顕微鏡や測定器では検査ができなかったため、代替方法としてカットサンプルでのチェックをされていたが、加工条件など実物との差があり金型現物での検査を望まれていた。

②導入のポイント

・ハイロックス製デジタルマイクロスコープでは、サンプルワークの接触可能位置や素材、寸法に合わせて特注スタンドの設計製作が可能
・ワークの上に乗せる方式の特注スタンド「ポータブルスタンド」を用いて、大きさの限度なく観察が可能
・2D/3Dでの計測用途にも対応ができること
・Z軸の電動制御や、アングル機構なども追加可能

③実例

デジタルマイクロスコープを特注で設計したポータブルスタンドに搭載することで金型現物での検査が可能となった。
これにより従来までのカットサンプルを作る工程が削減されるとともに、実物での検査が可能となったことで、検査能力が大幅に向上した。

④結果(お客様のお声)

ワークが大きく実ワークでの検査ができる顕微鏡や測定器はないと考えていたがそれができるようになった。
また2D/3Dの計測機能も高精度な測定ができるため、検査工程の大幅な改善につながった。

⑤このようなお客様におすすめです。

測定ワークが大きく対応できる顕微鏡がないとお困りのお客様におすすめです。
・建材(住宅、船舶などの大型構造物)
・コンクリート(電柱、道路などインフラ関係)
・稼働中の配管(工場、プラントなど)
・大判印刷の転写ロール(印刷関係)
・自動車、大型加工機等
・樹木(年輪のカウントなど)

・接触不可のサンプルワークは大型スタンドも設計可能です。

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