
ご紹介の製品
日本金型産業株式会社/CUMSA コンパクトスライド・ミニスライド
①目的
プラスチック金型のスライド構造をモジュール化された部品、
日本金型産業様取り扱いの ”CUMSA コンパクトスライド・ミニスライド”を採用することで、
省スペースでスライド配置が可能となり、
金型の小型化、組み込み、調整作業の軽減を実現します。

②導入ポイント
- 設計の効率化
従来のスライド部品にはないコンパクトなスライド機構により、設計をシンプルにし、省スペース化を実現。制限のある金型設計に対応可能です。
標準化された部品を使用することで工数が削減され、設計期間の短縮が可能となります。 - 製作、合わせ作業の簡素化
高精度にモジュール化された部品により、加工・組立の手間が軽減されます。
カスタムスライド機構の製作が不要になり、製品部インサートの位置を型内で自動調整。組み立て合わせ工程がスムーズに進行します。

③実例
従来のスライド構造では、スライド機構を組み込むために広いスペースが必要であり、
多数個取り金型の設計や小型金型の設計において制約が多くありました。
今回採用したCUMSAコンパクトスライド・ミニスライドは、コンパクトな設計により金型内の組み込みスペースを大幅に削減。
これにより、多数個取りの金型でも設計の自由度が向上し、最適な配置が可能になりました。
さらに、高精度なモジュール構造により、組み込み時間が1/10以下に短縮され、従来必要だった複雑な調整作業も不要に。
インサート位置を金型内で自動調整できるため、組み立て作業の手間も大幅に削減されました。
この技術により、短納期での金型製作が可能になり、効率的な生産体制の構築に貢献しています。

④結果
・スライド機構の省スペース化により、多数個取り金型の設計自由度が向上し、従来よりも効率的なレイアウトが可能に。
・組み込み作業の手間が削減され、金型の調整作業や試作期間が短縮。短納期対応が容易になり、生産スケジュールの柔軟性が向上。
・標準化されたモジュール部品を採用したことで、部品交換が容易になり、長期的なメンテナンス負担も軽減。