①目的
表面処理により金型の生産性、金型寿命の向上
②導入ポイント
TOWA株式会社様 独自のコーティング技術であるバンセラコーティングは、従来のコーティングに比べ、金型の耐久性・離型性・防汚性を大きく向上させるコーティング技術です。金型だけでなく、医薬品などの成形打錠機、装置の機械摺動部、ガラス等への表面処理など、幅広い分野で活用され始めています。
〈データ〉
- 高度【HV】2440
- 摩耗【μm】≦2.3
- 面粗さ【nmRa】1.2-10
- 接触角【°】
- 摩耗係数 0.13
- 耐熱温度【℃】1000
- 電気特性【Ω/□】10°
- 処理温度【℃】250℃ or 450
- 処理可能サイズ【㎜】520×600
- 色調干 渉色
③実例
バンセラコーティングと硬質クロムメッキと比較
熱硬化性樹脂(EP エポキシ樹脂)を使用した金型にて離型力とショット数を比較
④結果
従来のハードクロムによるコーティングの表面硬度1050HVに比べ、バンセラは2440HVと2倍以上。耐磨耗性に優れており、水接触角も96~105°と高い撥水性と防汚性を有しています。またエアベント詰まりによる樹脂の固着、フラッシュの堆積、キャビ底の変色などの不具合を抑制し、金型からの離型抵抗は60%も低減。バンセラコーティングの優れた耐久性・離型性・防汚性によって成形時の問題を解消し、金型のクリーニング頻度を8分の1にまで軽減することを実現。安定した製品品質の確保はもとより、メンテナンス性、金型寿命の向上にも寄与します。
製品ジャンル
- 成形金型関連: ゴム成形、プラスチック成形、光学レンズ成形、半導体成形
- 打錠金型: 医療品、セラミック系、樹脂系
- 粉体搬送部品:シュート、ホッパー
- 機械部品関連:ガイド、搬送部品
- ガラス部品関連:強化ガラス、耐熱ガラス、ソーダガラス
こんな悩みや課題を抱えている方におすすめ
金型の摩耗、離型性に課題があるユーザー様
導入すればこんなメリットが期待できる!
- 離型性・型汚れを大幅に改善し、生産性の向上
- 耐傷性・耐摩耗性が高く、金型寿命を向上
- 滑り性や耐帯電性に優れ、埃付着によるトラブルを制御
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