加工面(外観)

ご紹介の製品

オーエスジー株式会社 / 超硬防振型エンドミル 立ち壁対応型『AE-VMFE』

①目的

深さ60mmポケットの立壁5D加工における最適条件の確立を目的としています。
従来より使用されている超ロング刃工具「5D-Φ12×60L」による一体加工と、
「AE-VMFE Φ12×R0.5×30L」を用いて加工を複数のステップに分けて行う方法の2種類を比較します。

評価にあたっては、加工後の寸法精度や形状精度といった加工精度、立壁面の仕上がり面品位、
さらに加工に要したトータル時間を指標とし、総合的に検証を行いました。
これらの結果から、実加工において最もバランスの取れた最適な加工条件を導き出します。

②導入ポイント

・短い突き出しで高剛性を確保し、安定した加工が可能
・ステップ加工により面品位・加工精度を向上
・倒れ量0.005mmを実現
・加工時間の短縮とトラブル低減に貢献

③実例

被削材NAK80に対し、従来の超ロング工具による一体加工と、
ステップ加工を採用した加工方法(AE-VMFE使用)の比較を実施しました。

また、最終仕上げとして仕上げ代(取り代)0.05mmを確保した条件で加工を行い、
倒れ量の違いについて検証しました。

ダイヤルゲージによる倒れ量測定の様子

④結果

1, 切屑トラブルの抑制
 →短い切屑によりトラブルを低減

2, 条件の調整で加工筋の抑制が可能
 →加工条件の最適化により高品位加工を実現

3, ゼロカット無で側面のズレ(倒れ量)0.005mmを実現
 →加工効率の大幅アップにより加工時間を
  5分10秒 → 2分25秒へ短縮(約50%減)